天然系少女 27
天然系少女 27
<普通は・・・>
ゆいマーレの朝の準備は、3人ともバラバラに動くことが多いです。
例えば
船でピーター(平本)がエンジンチェックや器材のセッティングをしていると
店では天然さんがランチの用意、僕はメールチェックと荷物の積込みを行います。
その後、船に天然さんが行き、ピーターと合流後船に荷物の積込み。
僕はお客様のお迎えとなります。
しかし、お客様の多い時は全員で荷物の積込みをし、
2台でお客様のお迎えに行きます。
事件があったのは後者の、朝からバタバタしている時でした。
僕は規則正しい生活から、朝ご飯を食べたら必ず1時間以内にトイレに行きます。
トイレは、家だったり店だったり船だったりさまざまです。
こればかりは規則正しくいかず、若干の時間のズレがあります。
この日は<船>が良かったらしく、全員で船に到着したら、
ピーターはエンジンチェックで船後方へ。
天然さんは荷物を車から降ろす作業。
僕はセッティングをせずトイレに駆け込みました。
でも、トイレでぼ~っとしてる訳ではありません。
めだか 『Aさんは天然班だったら、今日はピーター班かな~?φ(・ω・ )メモメモ』
と、その日の潮の流れでポイントを決め、チーム分けをしているのです。
そうこうしていると、
荷物を降ろした天然が<ドタドタ!>と大きな足音を立てながら
船に乗り込んできたのです。
めだか 『うるさい足音やな~。もうちょい静かにならんかな(`ε´)』
これは毎度のこと。あまり気にしていません。
しかし、この大きな足音が船首側から<ドタドタ!! ドタドタ!!!>と
近づいてきて、トイレの横で止まりました。
めだか 『ん? ドア越しに何か話掛けてくるのかな?(^-^;』
と思いきや、いきなりドアノブに手を掛けてきたのです。
天然さん 『ガチャガチャ! ガチャガチャガチャ!! ドンドンドン!!!』
めだか 『人がトイレしてんのに何してんねん!(@Д@;
一人おらんねんからトイレに入ってるのわかるやろ?』
と心の中で怒鳴った瞬間、信じられない行動に出たのです。
天然さん 『ん? 鍵が掛かってる? なんで???』
『ガチャガチャガチャ・・・カシャ・・・』
めだか 『え~~~???(;;;´Д`)ゝ』
掛かっている鍵をわざわざ開けて、使用中のトイレを開けたんです・・・\(;゚∇゚)/
天然さん 『めだかさ~ん。何してるんですか? ギャハハハハハ( ´艸`)プププ』
あまりの驚きに声が出ませんでした。
かろうじて出た声で
めだか 『閉めてよ・・・(u_u。)』
と頑張って声を出しにも関わらず無理をされ、
手を叩きながら後方にいるピーターに話掛けてるんです!!!
天然さん 『たくおさ~ん。めだかさんが・・・ぎゃはははは( ̄ー+ ̄)』
と、笑ってばかりでトイレを閉めてくれないのです。
めだか 『頼むから閉めてくれ~(´;ω;`)ウウ・・・』
天然さん 『ぎゃはははは・・・』 と手を叩きながら散々笑って
ニヤっと目を合わせてようやく閉めました。
トイレから出てきた僕は、恥ずかしい反面、非常に腹も立ち声を荒げて怒りました
めだか 『鍵掛かってんのになんで開けんねん(`Д´)』
天然さん 『いや、鍵が掛かってるからおかしいな~と思いましたヽ(´▽`)/』
めだか 『鍵掛かってておかしいと持ったら、誰か入ってると思うやろ?(#`皿´)』
天然さん 『いや、鍵が掛かってる開けなきゃと思いました(・∀・)ニヤニヤ』
めだか 『俺やからよかったもんの・・・?いや、良くない!』
『普通、開けたらあかんぞ』
天然さん 『普通は開けないですよ。ギャハハハハ』
普通はあけない? (^-^;
誰が入っていたか明確だったから開けた? (゚ー゚;
んんん? ( ̄Д ̄;;
夏の暑い朝からひんやりしたひと時でした。
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